ボクの「何回見ても面白くて、また見たくなる映画ベスト10」に入る作品。いや〜、ホンマに何回見てもおもしろい。
目に見えないウイルスの恐怖を素晴らしいカメラワークで映像化に成功。そこへ軍事サスペンスの要素も取り込み、アクションものとしても楽しめる。ダスティン・ホフマン、レネ・ルッソの別れた夫婦が必死にウイルスに立ち向かう様が感動的。モーガン・フリーマン、ドナルド・サザーランドの軍内部の陰謀もゾゾッと来る。ケヴィン・スペイシーのちょいとイカれた軍医のセリフも楽しいし、キューバ・グッディングJr.のういういしさもいい。役者さんの名前は知らんけど、大統領補佐官?の会議での鬼気迫るスピーチも見せ場の一つ。
感染したお母さんが家族に別れを言って表に出ると、そこには救急車ではなく、完全武装した兵士と陸軍の護送車が待っているという恐怖。このシーンはぐっと来るなあ。その後、そのお母さんは血液検査をされ、病人を収容する簡易キャンプのようなところへ連れて行かれるんやけど、このへんのリアルさがこの映画を本物っぽくしている。かなり大事なシーン。ウォルフガング・ペーターゼン監督、よくぞこのシーンをカットせんかった。
鳥インフルエンザがヒトからヒトへ感染するようになったら、こんなことが現実に起こるかもしれんなーと思って見ると、めちゃ怖いです。
(DVD Review Point ☆☆☆☆☆)
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