ダ・ヴィンチは、その微笑みに、何を仕組んだのか。
このコピーといい、ポスターといい、原作本の表紙といい、予告編といい、全て「モナリザの微笑み」がメインのような錯覚を起こさせ、その「微笑み」の中に何か誰も知らないような、あっと驚く秘密が隠されているような暗示にかけられて、いそいそと映画館に行きましたが、この映画、そんな映画ではございません。
イエス・キリストは神ではなく、一人の人間だった!という大胆な仮説。その証拠もちゃ〜んとある!という事実?
こんなことが証明されたらキリスト教はひっくりかえる。だから、この事実を隠そうとする派と、この事実を悪用して儲けようとする派、さらにキリストの末裔を守ろうとする派。トム・ハンクスは学者として、その謎を解明して行く…。
宗教なんてどーでもいい日本人にはピンとこないからか、謎解きの面白さに欠ける。トム・ハンクスとフランス人捜査官ソフィー(実は…だったとは!)の二人が賢い頭でどんどん謎を解いて行くのについていけない。おいおい、勝手に話をすすめんといてくれー。つじつま、あわんところもチラホラ。
誰が味方で、誰が敵か、というどんでん返しはあるけど、だから何なのよ?って感じで、「なーるほど!」と膝をたたいて感心するほどじゃない。
が、画面は非常に美しかった。ルーブル、行って見たいねー。
スパイダーマンのタコ博士と、X-メンの親分も登場して、見るからに怪しい役どころでした。
(Movie Review Point ☆☆★)
May 21, 2006
May 13, 2006
ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ HEDWIG AND THE ANGRY INCH(2001)
東ドイツ生まれの少年が性転換手術に失敗して「1インチ」のモッコリが残っちゃった。ちくしょー!ってんで「アングリーインチ」。お母さんのパスポートをもらってアメリカへ。ヘドウィグはお母さんの名前。で、ヘドウィグ・アンド・アングリーインチというバンドの物語。
グラム系といえばそれで終わっちゃうけど、登場する曲は素晴らしい。やっぱり自分のことを歌った歌は説得力あるのだ。ロックだねー。
大昔の人間は顔が二つ、腕が4本、足も4本あって、ジェンダーは3種類。男ー男、女ー女、男ー女がそれぞれ裏表にはりついていた。でも神様が稲妻で人間の体をまっ二つに切り裂いた。だから?人間は今も自分の「かたわれ」を探し求めている。男が女を…男が男を…女が女を…。なーるほど。
ロックな映画でした。
(DVD Review Point ☆☆☆)
グラム系といえばそれで終わっちゃうけど、登場する曲は素晴らしい。やっぱり自分のことを歌った歌は説得力あるのだ。ロックだねー。
大昔の人間は顔が二つ、腕が4本、足も4本あって、ジェンダーは3種類。男ー男、女ー女、男ー女がそれぞれ裏表にはりついていた。でも神様が稲妻で人間の体をまっ二つに切り裂いた。だから?人間は今も自分の「かたわれ」を探し求めている。男が女を…男が男を…女が女を…。なーるほど。
ロックな映画でした。
(DVD Review Point ☆☆☆)
May 6, 2006
夕陽のガンマン FOR A FEW DOLLARS MORE(1965)
リー・バン・クリーフが渋くてカッコよすぎ〜。
イーストウッドと靴の踏み合いをして、帽子をバキューンって撃たれて飛ばされて、それでも平然として帽子を拾いに行って、またバキューンって飛ばされて、でも何度かするうちに遠すぎて球が当たらなくなって、今度派逆にイーストウッドの帽子をバキューンって飛ばして、飛んだ帽子を空中で何度もバキューンバキューンって撃ち抜くというシーン。ほんまにカッコええわ。
賞金稼ぎかと思われたリーバンさん、実は妹の仇を探し求めてたんですね〜。なーるど。
(DVD Review Point ☆☆☆☆)
イーストウッドと靴の踏み合いをして、帽子をバキューンって撃たれて飛ばされて、それでも平然として帽子を拾いに行って、またバキューンって飛ばされて、でも何度かするうちに遠すぎて球が当たらなくなって、今度派逆にイーストウッドの帽子をバキューンって飛ばして、飛んだ帽子を空中で何度もバキューンバキューンって撃ち抜くというシーン。ほんまにカッコええわ。
賞金稼ぎかと思われたリーバンさん、実は妹の仇を探し求めてたんですね〜。なーるど。
(DVD Review Point ☆☆☆☆)
May 5, 2006
パイ π PI(1997)
SFだ!ってんで見たけど、これはスーパー・サイバー・サイコな恐怖映画か?全編ハイコントラストな白黒処理で、ザラザラ感たっぷり。天才数学者が216桁の数字の謎にせまる。そこへ絡んで来るユダヤ教の組織?と株で儲けようとする組織?
なんてゆうたらええのか分からんが、最後までのめり込むように見てしまった。いわゆる「訳分からん、意味不明な映画」やけど、なんか怖いもの見たさという感じで、ちょっとドキドキしながらの90分でした。
パイって、あの円の面積はπrの2乗のπです。
(DVD Review Point ☆☆★)
なんてゆうたらええのか分からんが、最後までのめり込むように見てしまった。いわゆる「訳分からん、意味不明な映画」やけど、なんか怖いもの見たさという感じで、ちょっとドキドキしながらの90分でした。
パイって、あの円の面積はπrの2乗のπです。
(DVD Review Point ☆☆★)
May 3, 2006
小さき勇者たち・ガメラ GAMERA(2006)
いやぁ〜、期待を大きく裏切られました。よかったです。感心しました。
子どもがぞろぞろ出てきそうだし、育てた亀がガメラだったなんて、『ガメラは実は亀なんだ!』というこれまでの「ガメラ映画」のタブーに挑戦したような設定だし、ガメラの造形もまるっこくミュータント・タートルズ丸だしだし、期待のキの字もなかったけど、やられました。
そりゃまあ、平成三部作と比べちゃダメですよ。
でも、73年に伊勢志摩を襲ったギャオスの群を殲滅するためにガメラが自爆して人間を守ったというオープニングシーン。なかなかググーっと引き込まれてしまいました。なんとなく今までよりちっちゃく感じるガメラでしたが、もうすでに体も顔も丸くなっちゃってて、見る影もありませんでしたが、それでも自爆という最終兵器が感動的です。
そして、少年に育てられる亀のトト。意外とかわいかったけど、いきなり飛ぶのはどうでしょう?鼻とかなでられてクンクン鳴くはずないじゃん、亀なんだから。料理人のお父さんが落とした包丁を見て怒ったトトが火を吐くという、ギロンも草葉の陰で喜ぶネタで楽しませてくれます。
突如、登場する人食い怪獣ジータス。イグアナ風でUSAゴジラまたはファイナル・ウォーズのジラを意識した新怪獣とどっかの橋の上で戦うシーン。この場所自体がUSAゴジラを意識してるよなあ。この戦いのシーンがめちゃリアルでカッコいい。体長8メートルのガメラがほんまにまだ子どもやのにようがんばった!
ガメラの赤い石のお守りを子どもたちがリレーして運ぶのは意味不明だけど、なぜか感動のシーン。それを少年がポイと投げるとガメラがパクっと食べるという、なんともお子様チックな方法で、おそまつ!
でも、その赤い石を食べたガメラはジェット噴射ができるようになって、ほとんど無敵。ジータスをビルの屋上からたたき落とすと、最後はプラズマ火球でとどめ。地球のマナを集めてパワーをたくわえる必要もなく、普通のプラズマ火球で倒せるというジータスの弱さにも助けられたか…。
ガメラを逃がそうと子どもたちが通せんぼをするのはファイナル・ウォーズのパクリ。こんなシーンいらん。
自衛隊(軍隊)も登場せず、政治家も登場しても何の意味もない、全く怪獣シュミレーションとは縁のない展開だったけど、子ども向けファンタジーとして見たら、そこそこよかったんとちゃう?
(Movie Review Point ☆☆☆)
子どもがぞろぞろ出てきそうだし、育てた亀がガメラだったなんて、『ガメラは実は亀なんだ!』というこれまでの「ガメラ映画」のタブーに挑戦したような設定だし、ガメラの造形もまるっこくミュータント・タートルズ丸だしだし、期待のキの字もなかったけど、やられました。
そりゃまあ、平成三部作と比べちゃダメですよ。
でも、73年に伊勢志摩を襲ったギャオスの群を殲滅するためにガメラが自爆して人間を守ったというオープニングシーン。なかなかググーっと引き込まれてしまいました。なんとなく今までよりちっちゃく感じるガメラでしたが、もうすでに体も顔も丸くなっちゃってて、見る影もありませんでしたが、それでも自爆という最終兵器が感動的です。
そして、少年に育てられる亀のトト。意外とかわいかったけど、いきなり飛ぶのはどうでしょう?鼻とかなでられてクンクン鳴くはずないじゃん、亀なんだから。料理人のお父さんが落とした包丁を見て怒ったトトが火を吐くという、ギロンも草葉の陰で喜ぶネタで楽しませてくれます。
突如、登場する人食い怪獣ジータス。イグアナ風でUSAゴジラまたはファイナル・ウォーズのジラを意識した新怪獣とどっかの橋の上で戦うシーン。この場所自体がUSAゴジラを意識してるよなあ。この戦いのシーンがめちゃリアルでカッコいい。体長8メートルのガメラがほんまにまだ子どもやのにようがんばった!
ガメラの赤い石のお守りを子どもたちがリレーして運ぶのは意味不明だけど、なぜか感動のシーン。それを少年がポイと投げるとガメラがパクっと食べるという、なんともお子様チックな方法で、おそまつ!
でも、その赤い石を食べたガメラはジェット噴射ができるようになって、ほとんど無敵。ジータスをビルの屋上からたたき落とすと、最後はプラズマ火球でとどめ。地球のマナを集めてパワーをたくわえる必要もなく、普通のプラズマ火球で倒せるというジータスの弱さにも助けられたか…。
ガメラを逃がそうと子どもたちが通せんぼをするのはファイナル・ウォーズのパクリ。こんなシーンいらん。
自衛隊(軍隊)も登場せず、政治家も登場しても何の意味もない、全く怪獣シュミレーションとは縁のない展開だったけど、子ども向けファンタジーとして見たら、そこそこよかったんとちゃう?
(Movie Review Point ☆☆☆)
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