ダ・ヴィンチは、その微笑みに、何を仕組んだのか。
このコピーといい、ポスターといい、原作本の表紙といい、予告編といい、全て「モナリザの微笑み」がメインのような錯覚を起こさせ、その「微笑み」の中に何か誰も知らないような、あっと驚く秘密が隠されているような暗示にかけられて、いそいそと映画館に行きましたが、この映画、そんな映画ではございません。
イエス・キリストは神ではなく、一人の人間だった!という大胆な仮説。その証拠もちゃ〜んとある!という事実?
こんなことが証明されたらキリスト教はひっくりかえる。だから、この事実を隠そうとする派と、この事実を悪用して儲けようとする派、さらにキリストの末裔を守ろうとする派。トム・ハンクスは学者として、その謎を解明して行く…。
宗教なんてどーでもいい日本人にはピンとこないからか、謎解きの面白さに欠ける。トム・ハンクスとフランス人捜査官ソフィー(実は…だったとは!)の二人が賢い頭でどんどん謎を解いて行くのについていけない。おいおい、勝手に話をすすめんといてくれー。つじつま、あわんところもチラホラ。
誰が味方で、誰が敵か、というどんでん返しはあるけど、だから何なのよ?って感じで、「なーるほど!」と膝をたたいて感心するほどじゃない。
が、画面は非常に美しかった。ルーブル、行って見たいねー。
スパイダーマンのタコ博士と、X-メンの親分も登場して、見るからに怪しい役どころでした。
(Movie Review Point ☆☆★)
May 21, 2006
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