July 13, 2006

フェスティバル・エクスプレス FESTIVAL EXPRESS(2003)

 1970年、カナダを横断するように貸し切り列車が走った。乗っているのは60年代後半の超売り出し中のミュージシャンたち。列車の中でも豪華なセッションを繰り広げながら、各地でコンサートをしていくという企画。とんでもない話やな。たぶん当時としても主催者側は儲からんかったやろなあ。大赤字やで。ミュージシャン以外にも訳の分からん奴ら(あれはスタッフ??)も乗っていたようで、たぶんセッションもやったやろうけど、酒とドラッグとフリーなんとかの世界やったんやろなあ。酒池肉林。むちゃくちゃやろね、当時のミュージシャンなんて。

ジャニス・ジョプリンの「クライ・ベイビー」ええなあ、やっぱりー。この後すぐ死んだんちゃう?「テル・ママ」もすごい。この人、死ねへんかったら今どんな音楽やってたやろなあ。残念やなあ、ほんまー。何がすごいて、声量とリズムやな。
ザ・グレイトフル・デッドはやっぱり正体不明。何でええのか全然理解できまっせーん。
ザ・バンドのレコードはシブいけどライブはかなり荒くたい。若いときやからじゃなくて、「ラスト・ワルツ」の時でもかなり荒くたかったで。ロビー・ロバートソン、弾きまくり。「ザ・ウェイト」のイントロ、へたっぴー。
マシュマカーン…誰?なんか大昔のヒット曲の人とちゃう?
バディ・ガイの「マネー」カッコよかった。
フライング・ブリトー・ブラザーズって、いつからこの発音になったん?ボクらの頃はフライング・バリット・ブラザーズって呼ばれてたでー。バッファロー・スプリングフィールドみたいな演奏だ。
シャ・ナ・ナ、おいおい、アホの一つ覚えってアンタらのことかいな。

 エンドロールでニューライダース・オブ・ザ・パープルセイジの歌声が聞こえて来るんやけど、メンバー的にはガルシア・ファミリーやから一緒に乗ってたということかいな?

 列車の窓から見える風景がメッチャ70年代や〜。

(DVD REVIEW POINT ☆☆☆)

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