「モンスター」でアカデミーを取ったシャーリーズ・セロンの社会派映画。北の国(北部の州・ノース・カントリー)で起こった全米最初のセクハラ裁判。
炭坑で働くことになったジョージーに対するしつこい性的いやがらせの連続。田舎の町やから子どもの頃の噂とかちょっとした誤解とかでジョージーはどんどん「イヤな女」にされるし、職場ではひどい仕打ちを受けるわで踏んだり蹴ったり。で、会社を訴えてやる〜!なんだけど、これがなかなかうまいこといかん。
最後には感動的にみんながスタンドアップして、めでたしめでたしになるんやけど、おもろなかった。
映画なんだからさー、いっぱい嫌がらせを受けた女性職員たちが一致団結立ち上がって、悪者の男どもをやっつけるとか社長をギャフンと言わせるとか、そういうスカっとするような映画にするとか。社会派でいくんなら、もっと法廷モノで理屈でどんどん迫るとか。感動ものなら、お父さんとうまいこといってなかったけど、あの組合の集会での演説シーンでどかーんと泣かせるとか。ここやー!ゆうシーンがなかったのが残念。
ボローミアのショーン・ビーン、ファーゴのフランシス・マクドーマン、お母さん役でなんとシシー・スペイセクという脇役陣をそろえたんなら、もっとええ映画にせなもったいないでー。
(DVD Review Point ☆☆)
August 5, 2006
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