August 3, 2006

クラッシュ CRUSH(2004)

 2005年アカデミー作品賞・監督賞・編集賞受賞!?サンドラ・ブロックの出てる交通事故の映画??監督は「ミリオンダラー・ベイビー」の脚本を書いた人?…ぐらいの予備知識で見た。

 ガーン! これはやられた。 映画を見て初めて、怒りに震えて叫びながら泣いてしまった。ショッキングな映画だった。

 舞台はロサンゼルス。ロスなんて何回も行ったことあるし、ウチの兄ちゃんは留学して卒業してからもそこで仕事してた。でも、この映画見たら、アメリカには行きたくないなと思ってしまうほど、人種差別ゆうのがこんなにひどいんじゃと描かれている。映画だから極端な例としてやってる面はあるだろうけど、ニューヨークのある公園でヒスパニック系っぽい人(間違ってたらゴメン。これも人種差別か?)から「日本人なんか日本へ帰れ!」と言われた(英語で)ことはある。こんなにひどくはないと思いたいけど、映画の内容は悲惨。
 登場人物たちが人種差別的ないろんな事件(クラッシュ)でひどい状況になるエピソードが延々と続き、見てるのがイヤになり始めた頃からドラマは始まる。この人とあの人がこうつながって、こんな感動的なシーンが産まれるのか〜〜とか、あいつとこいつがつながって、こんなことになるのか〜〜とか、そういう「マグノリア」的な面白さがわいてくる。(アイツとコイツがくっついてこんな悪いこともするんか〜〜ゆうとこもあるけどね。)

 一方では絶対に許せない行為をする人たちが、ある局面では泣かせる行動をする。人間ってそういうもんなのかも。

 ボクが怒り泣きしてしまったシーンは一体どこだったでしょうっか?!「透明のマント」ですがな。アカン、アカン、お嬢ちゃん、出て行ったらアカンって、アカンって、アカンっゆうてんねん、バーン!うおーっ!!

 ドン・チードルさん、最後まで可愛そうやったなあ〜。

(DVD Review Point ☆☆☆☆)

1 comment:

いまヤン said...

追記

音楽がめちゃめちゃイイです。さりげないのにググっとくる。